様々なワークスタイルを選べるようになった現代社会において、本業や副業で在宅ワークをする人は年々増えつつあります。中でも人気なのがネットショップ運営。得意なジャンルの商品を販売してみたい方や自作の製品を販売したい方、また、実在店舗の販売ルート拡張を狙っている方などからも注目を集めています。

お店を持たなくてもネット上で販売でき、イニシャルコストがあまりかからないなどの特徴がありますが、始めるに当たって気になるのが商品の仕入れ方。ネットショップ経営者は果たしてどこから商品を仕入れているのでしょうか？

そこで今回はネットショップ開業に関する、仕入れのポイントについてできる限り具体的に解説していきます。

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ネットショップにおける、商品仕入のポイントとは？

ネットショップを開業するに当たって仕入れは最も重要です。仕入れが上手くできるようになって初めて、商売を軌道に乗せることができると言っても過言ではないでしょう。仕入れの基本は安定した卸値で安定した量を供給できるかということ。このことを実現するためには様々な仕入れ方法を選択し、安定供給してくれる仕入れ先を複数抑えておくことがポイントになります。

おすすめの仕入れ方法7選

安定した仕入れ先を探すためにはいろいろな仕入れ方法を実践してみる必要があります。果たしてどのような方法があるのでしょうか？おすすめの仕入れ方法を7つ、厳選して解説していきます。

ネットの仕入れ専門サイトを利用する

その昔、仕入れといえば現地に直接赴いて買付するのが当たり前でしたが、現代ではインターネット上で直接買い付けできるサイトが複数存在します。それらを利用することで食品や衣料品、生活雑貨、電化製品など、自宅にいながら様々な商品を買付することが可能です。

但し、卸値価格公開が会員限定になっていたり、一般消費者の会員登録を認めていなかったりする場合もあるので、利用前に一度確認しておきましょう。

展示会に参加して仕入れ先を探す

各メーカー合同で行われる大規模な展示会が年間を通して複数回開催されており、そちらに赴いてバイヤーと直接商談しながら、仕入れ先を探していく方法もあります。ネット上での仕入れと違い、直接商品を手に取りながら品定めできるのが最大の利点。また、作り手側がどのような点にこだわって制作しているのか、詳しく聞いてみたい方にもおすすめです。

メーカーや作者に直接仕入れ交渉する

実際にメーカーや作者の所在地に直接赴き、ダイレクトに商談をする方法もあります。制作環境を直接確認することで、より現実的な仕入れ数量をイメージしやすくなるでしょう。相手先に迷惑をかけないためにも、この方法を実践する場合は事前に必ず連絡を一本入れて、都合を確認してから訪問してください。当り前のことですが、その後商談が成立するか否かの重要なポイントになる場合があります。

問屋街や卸問屋を利用する

問屋街で卸問屋を仕入れ先として探す方法もあります。昔はこの方法が最も一般的でしたが、業者によっては直接赴いても、一般消費者とは取引してくれない場合があり、店舗経営者であることを証明できる書類や名刺などが必要な場合もあります。

海外の仕入れサイトを利用する

海外仕入れサイトの利用は、日本国内であまり流通していない商品を探し出せる可能性も高く、多店舗と差別化できる商品探しを目的とする場合には、かなり有効な仕入れ方法です。しかし、外国語の知識がないと商談ができない場合があり、関税や送料が高いなどのデメリットもあるので、利用の可否を総合的に判断する必要があります。

OEMを利用する

OEMとはOriginal Equipment Manufacturingの略称で、自らが企画したオリジナル商品の製造を他社に依頼することです。製造を他社に依頼することで、商品のクオリティが向上するだけでなく、企画と製造を一緒に抱え込む必要が無くなり、アイデア作りや販売に専念することができます。

製造委託会社の探し方ですが、最近ではネットで検索すると、OEM専門のマッチングサイトが複数掲載されているので、こちらを利用してみるとよいでしょう。

ドロップシッピング

ドロップシッピングとは顧客から受注した商品をメーカーに発注し、そのメーカーに商品を直接顧客へ送ってもらうシステムのことです。この手法により無在庫で販売をすることが可能になり、仕入れや在庫管理などの作業負担を軽減することができます。一方で利益が少ない、販売価格競争がしづらいなどのデメリットがあるのも事実です。

まとめ

ネットショップ開設で最初に頭を悩ませるのが、商品の仕入れ方法。仕入れ先から利益が見込める商品を安定して供給してもらえて、初めて商売が成り立ちます。安定供給のコツは複数の取引先を確保すること。また、最近では国内外における仕入れ業者サイトの利用やOEM、ドロップシッピングなど、様々な仕入れ方法があるので、自店の運営環境にマッチした手法を選んでみてください。