収入をより確実に増やすためには、資格を取得するのがおすすめです。しかし、どんな資格でも収入アップにつながるわけではありません。資格の難易度と、それによって得られる収入を総合的に見極めた上で取得する資格を選ぶことが大切です。そこで今回は、稼げる資格と稼げない資格についてご紹介します。 

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収入アップを目指した資格選びのポイント

まず、収入アップを目指した資格選びのポイントについてご紹介します。

どのように役立つのかを意識する

資格を選ぶ際には、どんな分野のビジネスで役に立つのかを意識することが重要です。たとえば、その資格がいくら難易度の高い資格でも、役立てられる分野がなければ収入に結びつきにくくなってしまいます。また、あまりにも容易に取得できる資格であれば、他の人と差別化できないため収入アップへ結びつきません。

その資格を持っていないとできない業務があるような資格で、その資格を活かせるポストが多いものを選ぶのがおすすめです。

取得方法をチェックする

資格を選ぶ時には、取得方法についてもしっかりチェックしておきましょう。独学で取得できる資格であれば、テキスト代と受験料さえ支払えば資格取得を目指せます。また、通信講座で試験勉強を行ったり、スクールに通学して資格を取得することも可能です。 

取得にかかる時間と費用を確認する

総合的なコストパフォーマンスを考え、取得資格の取得にかかる時間と費用についてもしっかりと検討しておきましょう。あまりにも難易度が高すぎる資格を選んでしまうと、勉強に必要な時間ばかりがかさんでしまい、途中で挫折してしまう可能性もあります。自分が資格取得にかけられる時間と、それに合わせたリターンのバランスを考えることも大切です。

現在の知識が活かせるものを選ぶ

自分が持っている知識を活かせるものであれば、より資格の取得をスムーズに行えるでしょう。今までに経験したことがある職種や、学生時代に勉強したことを活かせるような分野の資格を検討してみましょう。気になる資格がある場合には、その資格の過去問を見ることで、ある程度の難易度を把握することができます。 

収入アップにつながる資格

次に、実際に収入アップに繋がりやすい資格をご紹介します。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーとは、相談者の状況に応じて、資産運用を計画したりアドバイスする仕事です。相続、マイホームの購入、年金、保険など、人々が生活する上でお金の問題は避けて通ることができません。そのため常に需要がある資格といえるでしょう。

ファイナンシャルプランナーの資格には、国家資格であるFP技能士3級から1級までと、民間資格であるASP、CFPがあります。収入アップを目指す方は、FP技能士の2級以上がおすすめです。

日商簿記検定2級

日商簿記検定は、お金の管理や記録を行うのに必要な資格です。企業において会計、給与計算などができるようになるため、即戦力として働くことが可能です。さらに、日商簿記検定2級を持っていると、基本給に加えて手当をもらえる会社もあり、着実な収入アップが見込めるでしょう。

宅建

宅建は、土地や建物の売買を行ったり、不動産の賃貸を仲介をしたりするために必要な国家資格です。独立して不動産会社を開業した場合には、年収一千万を目指すことも可能になります。合格率は15%から17%と少し低めではありますが、大幅な給料アップを目指す方にはおすすめです。

難易度が高いのに収入につながりにくい資格

次に、難易度が高いのにも関わらず収入につながりにくい資格をご紹介します。

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントとは、大学にて就職に関する進路相談に対応する仕事です。キャリアコンサルタントの数に対して、活躍できる場所のポストが少なく、なかなか収入アップにつながりにくいのが現状です。また、学生を安定した就職先へ斡旋するという仕事は、社会情勢に左右されやすく、実績につながりにくいという面もあります。

フードコーディネーター

フードコーディネーターの資格は、資格取得に労力と費用がかかってしまうわりには、あまり収入アップが期待できません。食に関わる資格であれば、国家資格である栄養士や管理栄養士、食品衛生責任者などの方がおすすめです。

まとめ

今回は、収入アップにつながりやすい資格の選び方や、実際に稼げる資格と稼ぎにくい資格についてご紹介しました。まずは自分が興味のあるジャンルで、収入アップにつながりやすい資格があるかどうかを検討してみましょう。勉強にかけられる時間や費用を想定した上で、自分に合った資格を選ぶことが大切です。