せどりで収入が増えてくると、独立という選択肢が見えてきます。しかし、そのまま副業として続けるのか、独立して本格的にせどり一本で行うのかは、誰にとっても難しい判断ではないでしょうか。そこで今回は、せどりで独立するタイミングや方法、注意点についてご紹介します。

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せどりで独立するタイミングは？

せどりで独立するタイミングというのは、それぞれの状況と判断によるので一概にはいえません。ここでは、タイミングを決める目安についてご紹介します。

売り上げの目安を達成した時

せどりで独立するタイミングの目安としては、売上の目安を達成したタイミングがあげられるでしょう。月に30万円から50万円程度の利益が安定して稼げるようになっているのがひとつのラインとされています。

また、純利益が生活費の3倍を超えると、ある程度安心して生活ができる可能性が高くなります。とはいえ、生活にかかるお金は人によってさまざまなので、収入と支出のバランスを考慮しながら決めることが大切です。

貯金ができた時

独立するためには、ある程度の貯金も必要です。万が一、独立直後に何かあっても問題がないよう、最低限の貯金を用意しておきましょう。目安としては、生活費の4倍程度の貯金があれば、ある程度のことには対処できるといわれています。

独立後にかかる費用

独立後には、今まで給料から天引きされていた保険や年金も、自分の利益から支払う必要があります。そのほかにも、住民税や所得税なども、確定申告を行って納めなければなりません。また、せどりを本格的に行うにあたって、大きなワゴン車、性能の良いパソコンを購入する費用や、事務所を借りる費用、人を雇う費用などが必要になることもあります。 

せどりで独立する方法

せどりで独立する方法には、個人事業主になる方法と、法人を設立する方法の2つがあります。個人事業主になる場合には、開業届さえ出していれば、とくに新しい手続きは必要ありません。個人事業主の場合には、消費税の納税義務が2年間免除されます。

規模が大きくなってきたら、法人を設立するという選択肢もあります。法人として会社を設立するためには、印鑑・定款・申請書の作成、登記の申請、税務署への届出、融資の申請などが必要になります。

せどりで独立するときの注意点

次に、せどりで独立するときの注意点をご紹介します。 

1つのプラットフォームに集中しない

せどりで独立する場合には、万が一のことを考えてさまざまな保険をかけておかなければなりません。たとえば、1つのプラットフォームだけに集中して販売を行っていると、そのサイトがなくなってしまったり、手数料が上がってしまったりした時に対応ができなくなります。また、意図に反するルール違反でアカウントが凍結されてしまうリスクも考えられます。

そのため、1つのプラットフォームに集中せず、さまざまな販路を作ったり、自社サイトを構築したりすることも大切です。

経理について対処法を考えておく

せどりで独立した場合に、一番の大きな問題になるのがお金の管理、つまり経理です。今まで会社に任せることができていた給与の計算、税金の支払い、年末調整などを、すべて自分で行う必要があります。また、スタッフを雇う場合には、さらに給与計算や保険の手続きなども行わなければなりません。

経理も含めて全て自分で行うという場合には、独立する前にしっかりとお金の管理について勉強をしておきましょう。規模や利益に余裕がある場合には、税理士と契約して任せるのがおすすめです。

まとめ

今回は、せどりにおける独立のタイミングややり方、さらに注意点についてご紹介しました。独立のタイミングは人それぞれですが、収入、支出、貯金額を考慮した上で、安心して生活ができることを確信できるタイミングが一つの目安といえるでしょう。独立後には、リスク管理やお金の管理も必要になってくるので、しっかりと準備を行うことが大切です。